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2007年06月25日

批判上等!ってなくらいの気持ちで

 とあるブログで面白いことを書いていたので、それについて書いてトラックバックを送ろう…………と思ったのですが、やめました。
 あまりにもそのブログへのコメント、トラックバックが過激かつ批判的意見が多かったので、それをうちのブログが食らうことを想像して怖くなったからです。
 はい、逃げです。

 と、ここまでで終わったら意味がないので、トラックバックも送らなければ参考にしたブログがどこかも明かしませんが、内容を簡単に説明します。



 創作的な作品を作る人は、批判されることを怖れるあまり自分のことを褒めてくれる人たちの中に居続けては成長しない。もちろん、趣味として楽しむならばそれでも結構。されど、上達を、上を目指すならば批判にさらされる覚悟をもっていよう。



 まぁ、いろいろ意見はございましょうが、私はこれに賛成ですね自戒の意味も込めて。
 批判を怖れて自分の安住の場所に居続ける、覚えがあります。いや、別にそれが必ずしも悪いとはいいません。何も好きこのんで険しい道を行かねばならない理由はありませんし。マゾヒストの人なら別ですが。
 ただ、物事の上達を求めるならば批判くらいは軽く受けとめられる方がいいと思います。
 これは独りよがりを避けるための最も楽な手段だと思います。創作的な活動に限らず、自分の粗や足りないところを自分だけで見つけることは困難でしょう。もしそんなものが見つからないという人がいるならば、それは天衣無縫の完璧超人か、自分がまったく見えていない人でしょう。
 前者の人はそのままで結構。あなたのやることは全てが正しいですから、思うがままに進んでください。後者の人は………まぁ、勘違いしたまま生きていくのも結構楽しいかもしれませんね。
 でも大概の人は違うでしょう?

 そりゃあ、世の中には驚くほどに自分に厳しい人なんてのもいます。調子に乗ることもなければ、自分の過ちにすぐに気づいて改善を出来る人もいるでしょう。ただ、それって結構難しい。
 そんなことをするよりも、他人から批判してもらった方が楽じゃないですか?
 批評家ってのはどこにでもいるもので、結構きついことをいってくれます。そりゃ、思いっきり的はずれなことを言う人もいるでしょう。でも、無遠慮な批評家は時に自分では気づけなかった改善点を教えてもくれるのです。まぁ、その批判を受けることによって、傷も伴いますが。
 で、たぶんそんな改善点を自分の力だけで見つけようとするのはなかなかに面倒でエネルギーを使います。そんなことにエネルギーを費やすくらいならば、その見つけるという作業は批評家に任せて、言うなれば外注してしまって、その分のエネルギーは自分の本来の目的である創作活動に向けてみてはどうだろうか?
 その方が合理的で、何より楽だと思うのです。

 批判によって負う傷は最初は結構痛いです。泣きたくなります。
 でも、人間の適応能力ってのは結構あなどれないものでして、驚くことにそのうち慣れます。何回もかさぶたを作っているうちに皮膚は硬くなって痛くなくなります。なかなか慣れないようならば、なんだったらマゾにでもなればいい。うん、それで解決。
 そうなればこっちのもの。

 批判を受けない安住の世界、いうなれば引きこもりの世界の中で、素敵な作品が出来ること、それも稀にはあるでしょう。でも、それってきっとビギナーズラックみたいなものです。きっと次はないんじゃないでしょうか。それでもいいというなら別にいいですけど。

 安住の地が悪いとはいいません。戦士にだって返るべき家はあって、戦いが終わればゆっくり休むのですし、それがなければ戦う意味も失ってしまいます。
 ただ、批判をなくしてしまうのもそれはそれで怖いですし、あった方がいいです。
 先にも述べましたが、自分のあら探しなんていう作業はよそに外注してしまった方が合理的だし、自分だけではなかなか全部は見えないものですからその方が効果的でもあると思います。
 ただ、逆に他人では見えないところというのもあるので、自分でもやった方がいいと思いますけどね。

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Posted by 白湯 at 22:09│Comments(2)雑記
この記事へのコメント
こんばんわ。

逃げ正解ですよ。
もえたらコメントできないではないですか。

第三者として自分のことを聞いてくれて
アドバイスしてくれて、
時には自分に喝をくれる。

一方的に非難されるのはやはりシャクなので
こっちのことを理解してくれたうえで
徹底的にノシテクレ と。

興味のない人にはだれも何も言わないので。
言ってくれるだけありがたい。
Posted by ゲヲルグ2 at 2007年06月26日 22:07
コメントありがとうございます!

>ゲヲルグ2さん

確かにもえたら大変ですからね。
ただ、書いてから気づいたのですが、これは「批判」からの逃げであって見事に自己矛盾を起こしちゃってるんですけどね。
この文章自体がぜんぜん「批判上等!」ではないという。
まぁ、いい……のかな?

私の好きなある歌の歌詞でこんなことが書かれていまして、
「誰にも咎められないことの悲しさ」
ここが特に大好きです。最初は意味が分からなかったんですけどね。
しかし、意味が分かった瞬間の寂しさといったらなかったですね。

怒られているうちが、批判されているうちが花ってね。
Posted by 白湯 at 2007年06月27日 15:18
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    コメント(2)