白湯の息抜き

　ある日、ラーメン屋のデザートに出てきた杏仁豆腐がおいしかったので、写真を撮りバイト先の後輩・S々木くんにメールで送った。杏仁豆腐おいしー！って。
　翌日、バイトに行くとパートさんにこう言われた。「杏仁豆腐も作れるんだ？」

　あれ？

-----

　どうもS々木くんは、私が自分で作った杏仁豆腐の写真をメールで送ったと判断したらしい。杏仁豆腐？作ったこと無いですよ！
　それがS々木君の口から、バイト先のパートさんに知れたらしい。
　そのまま話は、今度杏仁豆腐を作ってもってきてくれる、という話に発展しそうになったので、それはなんとか阻止しておいた。
　だが………杏仁豆腐かぁ。



　作ってみることにした。
　バイト先にもっていく云々はともかくとして、杏仁豆腐への興味が大きくなっていった。

　近所のスーパーで杏仁霜を買い、そこに記載してある材料を準備。

牛乳-----550ml
粉寒天---4g
砂糖-----15g
杏仁霜---20g

　杏仁霜とは、アンズの種子の粉末だそうです。ただ、市販のものはそれに他のものが混ざっているかと思いますが。私が買ったものには、杏仁粉のほかにぶどう糖、でんぷん、香料が入っています。
　他にクコの実とかを入れるべきかなぁとも思ったのですが、とりあえず最初は杏仁豆腐だけで。



　作り方は至って簡単。計量した材料を鍋に入れて熱し、十分に溶けたら火を止め型に入れる。あとは冷やし固めるだけ。以上。
　型は今回、以前に買ったパウンドケーキの型を使用しました。
　ホントはもっと底の浅い型がいいのかなぁと思うのですが、あいにく適当なものがなかったもので。



　夕方に作ったものが、夜には固まっていました。
　こちらを包丁で格子状に切る。



　これに、事前に作っておいたシロップ（水：砂糖＝4：1）を加え完成です。



-----

　今回杏仁豆腐を作るにあたり、ネットで少し杏仁豆腐について検索してみましたが、なんでも杏仁豆腐というのは薬なんですね、元々は。
　杏仁、つまりアンズの種が薬だったようですが、良薬口に苦しということでしょうか、これはずいぶん苦いようで。その苦い薬を甘く服用しやすくしたのが杏仁豆腐なのだとか。
　つまりあれですか、株式会社龍角散のゼリー状オブラート「おくすり飲めたね」………みたいな感じだったのでしょうか？


　あと、検索してみたらおもしろいブログ記事を見つけました。

■アンズの種から作る本物の杏仁豆腐！ - 空腹時に見てはいけないブログ

　なんと、杏仁豆腐を文字通りアンズの種から作ったというもの。
　写真から伝わる透明感。私の作ったような、杏仁風味牛乳かんとはわけが違いますな！　素晴らしい！
　おもしろそうです。いつかこれも作ってみたいものです。まず、アンズの種をどこで買おうか。

あなたにおススメの記事