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2011年04月13日

「心配される」という発想が浮かばなかった

 バイトを休んでしまいました。
 休んだというか、サボったというか……。


 7日に大きな余震がありました。停電しました。
 それから3日間、バイトを休みました。体調崩してたというのもありますが。すっかり気持ちが滅入ってしまって。バイト先に連絡はしてません。

 バイト先からの電話には怖くて出れません。
 後輩からの電話にもちょっと怖くて出れません。
 ただ、後輩からのメールは見れました。

 どうも、バイト先では私の心配をしているらしいです。
 あの余震の直後、ということもあってか、何かあったのでは?ということで心配している、と後輩は言っていました。


 心配される、ってよく分からない。


 土日、自宅に引きこもってひたすら考えていたのは怒られることばかり。
 無断で休んで怒られるだろうなぁ、ってそんなことばかり考えていた。
 後輩のメールを見て、初めて「心配されている」という可能性が思い浮かんで……思い浮かびはしたけれど、正直「嘘だろ?」って思った。
 自分が誰かに心配されるということが、まったくもってよく分からない。
 よく分からない、ということにそこで気付いた。





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 こんな事を思い出していた。

 高校生の時。
 通学途中に自転車で転んで、前歯を折った。
 学校に行くと土曜日ということで保健室の先生は休みで、手が空いていた音楽教師に連れられて市内の歯医者に行った。
 学校からの連絡を受け、父(自営業なので家にいた)がこちらに向かっていると聞いた。嫌な予感はした。
 診察を待っているところに父が来てまず言った。
 「人間ってなぁ、転んだときに反射的に手が出たりするもんなんだけどなぁ。どうして出なかったんだろうなぁ。不思議だな~ぁ」
 父は怒っていた。

 それを見て、あぁやっぱり、って。



 小学生の時。
 父と二人で、修学旅行から帰ってくる兄を迎えに帯広駅に向かった。
 父とはぐれて私は迷子になった。1時間くらいだろうか、駅構内や駅周辺をさまよってから結局駅構内で祖父(私を捜すのに呼ばれて来た)に見つかった。
 家に帰ると父は怒っていた。



 同じく小学生の時。
 街中のゲームセンターで財布の置き引きにあった。財布の中身よりも、祖父からのプレゼントだった財布をとられたことにかなり動揺しつつ、店員に言われ近くの交番まで向かった。
 一通りの事情説明が終わった頃に、祖母が迎えに来てくれた。
 祖母が運転する自転車の後ろに乗って帰ると、やはり父は怒っていた。


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 うん、まぁ、全然関係ないかもしれませんけど、記憶を探るとどうにも私は、何かトラブルを起こした記憶の後には必ず怒られている記憶があるようで。

 「誰かに心配された」という記憶がどうにも出てこない。
 何かしらトラブルを起こすと、かならず「怒られる」っていう発想しか浮かばないのはそういうところに原因があるのだろうか。

 人間何事も、一度でも経験したことでなければなかなか出来るものではない。そんな風に私は考えている。
 もしかしたら私は、「心配する」ことも「心配される」こともよく分からないかもしれない。出来ないかもしれない。

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Posted by 白湯 at 01:43│Comments(2)雑記
この記事へのコメント
わかります!
わたし,女房に以前よく笑われていたんです。
「あんたって『怒られるかどうか』が判断基準みたいね。」
そう言われてから,少しずつ「怒られるかどうかは絶対的な基準じゃない」と考え始めるようになりました。習慣は抜けませんが。
今でも,怒られることや人に嫌われることが恐ろしい,小心者です。
Posted by Sato at 2011年04月14日 22:17
コメントありがとうございます!

>Sato様
三つ子の魂百まで、って感じでしょうかね。
しっかり根付いた習慣はなかなか抜けないものなんですよね、やっぱり。

小心者、というかそういうことに敏感なのかもしれませんね。
鈍感な人は人に怒られることや嫌われることなどさほど気にしないでしょうから。
そう考えるとそれはそれでSatoさんの長所かも。などと生意気なことを。
Posted by 白湯 at 2011年04月21日 00:20
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「心配される」という発想が浮かばなかった
    コメント(2)